K-POPって聴きますか?

K-POPといえば韓国の大衆音楽のことを指していますが、日本でも一時期は人気沸騰していた時代もありました。それも今は過去の話、けれどそうなるまでの過程には日本と韓国という国同士の問題も絡んでいる。そして音楽業界によくあるトラブル等、K-POPというジャンルがどうしてここまで堕ちてしまったのかを考察する、ここはそんなサイトです。

K-POPって聴きますか?

文化としては

K-POPというものについて尋ねられたらどんな印象を持っている人が多いでしょうか。現在のところK-POPに関して言えば、残念なことに日本国内での人気は絶望的、その一言に尽きるでしょう。色々事情はあるのかもしれないが、一時期は韓国の文化が日本に登場してきてはその人気を押し上げていたものです。ですがそれも今は昔といった話だ、2016年現在において日本でまともに活動しているK-POP文化圏における歌手といってもほんのごく僅かな人数しか存在しない。

文化そのものについて否定的な意見を述べる人ばかりではないでしょう、音楽業界に携わる人たちからすれば良い面と悪い面、それぞれをきちんと評価した上で広めていればまた違った方向性への進展もあったかもしれません。ただそれもこれも日本と韓国との間に根付く問題が少しでも軽減しなければ、K-POPの隆起は見込めないのもまた事実なのかもしれません。

国内で流行ったK-POPといえば色々ある、筆者個人的に韓国出身の歌手といえば00年代初頭にて登場した『BoA』が一番印象深い。ちょうどこの頃は音楽を特に聴く学生時代だったので、彼女の歌を耳にする機会は特に多かった。それこそ頻繁にレンタルショップで借りていたほどです。この時はまだK-POPというジャンルは存在していなかったのであれだが、先駆者的な立ち位置として見れば成し遂げたという事実は揺るがないでしょう。

しかしだ、そんなK-POPの中には一向に日本で全く話題になるどころか、筆者も正直話を軽く聴いただけであまり印象のない韓国出身のアーティスト、というのもいる。だからといって日本国内で人気がないからといっても、実は世界的に強烈な大ブレークを果たした歌手『PSY』というのがいます。

江南スタイル

PSYと呼ばれる韓国人アーティストがブレイクしたのは2012年のこと、実に今から3年半ほど前に彗星のように登場した方だ。デビューそのものは1999年とかなり古く、韓国内ではそれなりに有名なアーティストだったという。けれどそれまでは国外で彼のことを知る人は殆どおらず、そもそも何者なんだという意見のほうが圧倒的だった。そんなPSYがわずか2ヶ月弱で世界で一番有名な韓国出身のアーティスト、という肩書を身につけるようになる。そのきっかけになったのが『江南スタイル』という楽曲の存在だ。

実を言えば日本でも彼については当時それなりに取り上げられていたのも事実です。ただ日本のメディアそのものが取り扱うわけではなく、あくまでインターネット媒体を中心としたところ限定だ。ニューストピックスにも取り上げられ、日本国内でもそれなりに彼の名前は巷で話題となったものの、全国的な知名度を得る事はありませんでした。まだこの時はインターネット上のニュースをメディアが重要視していなかった部分もあったせいもある、けれどそんな日本を置き去りにしたとしてもPSYさんの江南スタイルは瞬く間に大ブレイクを果たすまでになった。

何がきっかけか

この江南スタイル、一聴すると何の変哲もない曲のように思うかもしれませんが、面白いのは楽曲に合わせたダンスに人気の秘密があります。やがて欧米を中心として爆発的な人気を博することになる、そのダンスは『乗馬ダンス』と呼ばれるようになった。文字通り、まるで乗馬をしているようなダンスをしていることに加え、MVも相まってエンターテインメントとしての演出がユーモラスが大好きなアメリカ人の心に火をつけたのだ。

結果、PSYさんは米を中心に韓国アーティストとして著名人物として進化した、言ってしまえば大統領よりも有名な人なのかもしれません。何しろ発売日と同時にYoutubeにて公開された江南スタイルは、現在までに億単位の再生数を記録するまでに至っている。それだけでも広告収入という面でどれほどの収益を上げているのが気になるところだ。

売り出し方がうまかった

PSYというアーティストが売れたのは、その売り出し方がうまかったことにあるでしょう。特徴的なダンス、さらにそれを盛り上げるMV上の過剰すぎる演出は風刺めいた表現が大好きなお国柄の人々の心をキャッチーするのに十分だった。

ただ正直韓国内ではやり過ぎではないのか、品を下げるのではないかといった危惧は持たれなかったのでしょうか。色々調べてみると、曲タイトルにもなっている江南とは、韓国内における高級住宅街として知られている一方で、その事実を実際に江南に住んでいる人々が隠そうとしているのだ。韓国内の経済状況もあって、中々状況が安定しない中、自分たちよりも裕福な暮らしをしていることを知られないようにと、情報操作しているという。

PSYさんのこの楽曲はそんな江南に対しての皮肉を歌っており、そして乗馬ダンスと呼ばれるものについても江南に住んでいる良いところのお坊ちゃまがやっている印象が強いことから来ているようだ。これは日本ではあまり好まれないのも分かる気がする、そして欧米などでウケた理由もはっきりとしているのかもしれません。

欧米での圧倒的な人気に対して

そんなPSYさんが世界を中心に活躍している最中で、日本はというと彼のことを知る人はほとんどいませんでした。こう言ってはなんだが、下品といえば下品なスタイルには賛否両論を抱きかねないからだ。次作品である『GENTLEMAN』にしても、かなり強烈な内容になっている。エンターテイナーとしてみれば彼ほど優れたK-POPアーティストもいないだろう、そういう意味で彼がヒットしたのはそんな自分自身をいかにユニークに出来るかで、そしてそれが欧米人へとウケるにはどうしたら良いか、巧みに考えての戦略だったと見るべきでしょう。

こう考えると初めから日本というごく矮小な国をターゲットにするのではなく、世界基準での進出が狙いだったのかもしれません。結局日本ではPSYという韓国人アーティストはその名が広まらず、何処か取り残された感が強いところもあるが、文化としてそもそも廃れ気味な事を考えたら売れなかったのもしょうがないだろう。

韓国人としてみると

またPSYさんが日本で売れなかったのは、はっきり言ってしまうと韓国人らしからぬ容姿だったというのもあるかもしれません。世界基準で既に周知の事実、と言っても良いのが、韓国はすべての国民がまるで当然のように整形手術を行う国だと言われている。そのせいか、芸能人は皆似たような顔をしており、誰も彼も個性的というには程遠いニュートラルな顔だ。

対してPSYさんといえば美形とはいえない格好でありながらも、自分自身を売り出すために面白く自分を仕立てあげることでヒットを勝ち取っている。実際、現状彼以上に欧米圏でも韓国人アーティストで人気を博しているのは正直いないのではないか。そんな気がしてならない。

世界としてみた限り

ただ世界基準でK-POPというものを考えると、日本ではもう下火を通り越していつ鎮火してもおかしくない状況だ。けれど世界として見た場合、積極的にその在り方が各国の音楽番組で取り上げられているほど、有名になっている。アジア圏という枠でなら日本の音楽業界よりも有名なのは間違いない、この差はどうして生じているのか。一重に、国家戦略として外交体制に組み込まれているかの違いだ。

K-POPとは韓国の政治家が総動員してでも売り出している文化であって、その売り出し方も業界ではなく一国家に向けてのプロモーションとなれば影響は計り知れません。音楽業界という視点で語られるよりも、国が国へと向けるPRとなればまた見方も変わってきます。興味がなくても知ってはいる、その認識を持たれるだけで十分なのだ。そこから関心を持って聴くようになっていけば、韓国にとっては戦略勝ちと言える状況になる。

これはかつての日本にも同じことが言えるでしょう。